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墓標なき草原-内モンゴル人を襲った悲劇の物語出版

カテゴリー:人権
2024/01/14

『命がけの証言』続く衝撃の告発漫画 

 言葉さえ奪われた、
内モンゴルの真実を忘れないで!

 おもに内モンゴルの東部出身者を描く。近代化は、東の満洲国や蒙疆から始まったから。
同時に最初にはオルドスの例を示している。共産党がもたらした影響を分析している。
最後に、我々が戦った言語問題を描く。 

2024年2月26日から販売開始 


第1話 〝赤い息子〟たち ―ウラーンフーの物語―
第2話 奪われた青い仔ヤギ ―バイワルの物語―
第3話 本当の支配者 ―トブシンの物語―
第4話 一つの国になれると信じて ―トグスの物語―
第5話 救っても救っても ―ジュテークチの物語―
〈特別収録〉モンゴリアン・メッセージ 2020

清水さんの漫画を読むと、中国によって殺害されたモンゴル人たちが草原の奥から歴史の審判法廷に向かって歩いてくるように感じる。彼ら・彼女たちは漫画という正義の舞台に立ち、中国によるジェノサイドの実態について証言している。読者の皆さんは、ジェノサイドの犯罪者である中国を裁く正義の裁判官になる。こうして、今まで墓標一つ建っていなかったモンゴル草原に、鎮魂の墓標が建つに違いない。
原作者・楊海英(静岡大学教授)

内モンゴルの人口比率は、漢人8割、モンゴル人が2割弱にまでなり、侵食が進んでいます。漢人移民による虐殺の上に実効支配が進んだ土地のモンゴル人から、最後の砦である母語、モンゴル語までも奪おうというのです。抗議を行った親は仕事を奪われたり、子供たちは学校に監禁されたり、亡くなった教師もいました。ウイグルでも言葉が奪われ、強制収容所で親子が引き離され、強制不妊などの民族抹殺が進められています。つまり、この本の中の50年前のお話は過去のことではなく、同様の手法を使って今も現在進行形であり、拡大しています。
漫画家・清水ともみ