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中国の人権侵害調査に日本のODA活用を 楊海英氏

カテゴリー:政治
2023/12/01

中国・内モンゴル自治区出身で日本に帰化した静岡大の楊海英教授(文化人類学)は27日、自民党の南モンゴルを支援する議員連盟が国会内で開いた勉強会に出席し、途上国への政府開発援助(ODA)を中国による人権侵害の調査・究明に充てるよう提案した。「中国の人権状況改善に向けたODAの活用を国会審議で提案してほしい」と訴えた。

日本の対中ODAは1979~2022年3月まで計3兆6000億円超が供与された。楊氏は「日本のODAは中国に悪用され、中国は日本の力や技術で悪魔になった」と日本の過去の対応に苦言を呈し、「今後はアジアの人権の改善、中国の人権弾圧を改善するため、情報収集や分析、シンポジウムの開催、資料集の編纂など建設的に使ってほしい」と語った。

楊氏は「米国にはウイグルやチベット、香港、モンゴルも含め、人権問題に特化した予算がある。長期的に米国の利益になっている。(同様の措置は)日本の利益にもなる」と強調した。
産経新聞より
https://www.sankei.com/article/20231128-4KYTABL6KRAHZOC6IACCSPS4IU/