中国の少数民族問題をどう捉えるか 2021/08/05 異民族間の王朝交代を繰り返してきた中国史にあって、満州族の清を倒し、1912年に中華民国が誕生してから約100年の間に生じた政治社会の変動は、多数派としての漢族の政治権力を絶対化していくプロセスであった。この大変動を推し進めたのが、2021年7月1日に結党100周年を迎えた中国共産党である。【2021年8月5日 三田評論】中国の少数民族問題をどう捉えるか_星野昌裕